#89
採卵後、初めての受診です。移植できなかったことをふまえ、話を聞いてきました。
「SOAP」とは看護師がカルテで使う書式の一つ
S)なんか、すごい写真。
O)培養士さんより説明。受精卵の写真を見て夫婦で驚き。その後落ち着いている。
A)初めて見る写真に驚きあるも、二人で説明を聞き納得できる。
P)今後の計画をたてていく。
S=主観(気持ち) O=客観(事実) A=アセスメント(解釈) P=計画
旦那さんも一緒に来てくれました。これからの事を決めていくためにも、一緒に説明を聞けることになったのはとても心強かったです。
個室で、培養士さんからお話しを聞きました。
そこで初めて、採卵した12個の卵子と受精卵の写真を見ました。用紙が2枚、6個ずつきれいに写っていました。
自分の卵子の様子を初めて見たので、旦那と2人でじっと見入ってしまいました。それぞれに①~⑫まで番号がふってあり、隅に「①~⑥ICSI ⑦~⑫IVF」と書いてありました。そして、受精卵になったであろう4つにはそれぞれ、
「2cell G1」 →2分割 グレード1 の意味
「3cell G2」
「2cell G3」
「3cell G2」
と、書いてありました。
途中で分割は止まってしまったけれど、受精卵となってくれた写真を見ると、すごく感慨深いものがありました。
この写真を見ながら色々と説明を受けました。体外受精と顕微受精は採卵した卵子をランダムに分けていること。受精卵となったものは、グレードでその状態を分けている(病院によって分け方が違うらしい)のだが、グレードは悪くなかった。しかし分割がすすまなかったこと。などなど・・・。
それで色々質問はしてみましたが、一番知りたかったことはやっぱり、「これだけでは分からない」とのことでした。それは、
受精しにくい原因は何か。
分割しにくい原因は何か。
と、いうこと。
まあ、そうだろうなとは思っていたので仕方ないです。
「そうですよねぇ・・・。」
と少し落ち込むと、培養士さんは色々と提案をしてくれました。
このまま、この病院で治療をすすめる方法と、転院する方法があること。この病院ですすめるなら、誘発方法を変えることをまずやってみること。まだ1回目なので、変えてみて結果が変わることも大いにある。ただ、この病院では、それ以上の治療(例えば受精しやすくさせる、分割しやすくさせるなど)は提供していない。(ここの先生は、どちらかというと不育症の専門らしい)そのため、この結果を踏まえて転院する方法もあると。
「そんな治療法があるんですか?」と、私。
「そうです。専門の病院なら直接そこにアプローチできます。あ、ちょっと待っていて下さいね。」と、席を立つ培養士さん。
何だろうと待っていると、お待たせしました、と。培養士さんは、いくつか病院を調べてくれたようで、
「例えばこの病院なら、このような治療法があります。」
と、具体的にいくつか説明してくれました。そして、
「もっと調べると色々出てくると思います。今はこれしか分からなくて・・・。」
と。
そんなそんな(+o+)忙しい時間の中で調べてくれるなんて。しかもどちらかというと、私たちの事を考えて転院をすすめてくれているようで、有難かったです。
色々な治療法があるんだなぁと思いながら。
説明を終え、夫婦2人とも、転院を考え始めています。