#68
私の実家は今住んでいるところから電車で2時間ほどかかるので、働いている頃はあまり帰省しませんでした。年2、3回程。仕事を辞めてから暇になり、旦那さんが飲み会の時など1人で無駄に帰省するようになりました。
「SOAP」とは看護師がカルテで使う書式の一つ
S)急にっ!
O)一人実家へ帰省。不妊治療を知らない祖母からのいきなりの質問に焦り。動揺あり。
A)祖母へ不妊治療について話すことはできず。
P)プラン継続。
S=主観(気持ち) O=客観(事実) A=アセスメント(解釈) P=計画
実家には、両親と祖母がいます。2人の娘が結婚して家を出てから、老人ホームになってしまいました笑。なので、娘がたびたび帰ってくるようになったことはうれしいようで、甘えさせてもらっています。
#66で、不妊治療を母親にカミングアウトしたこと↓を書かせていただきましたが、父親には母親から話してくれています。しかし祖母には心配させるのでまだ話さないでおこうという事になっていたので、祖母は知りません。
そんな感じの中、母親にカミングアウトしたすぐ後に実家に帰った時の事です。
実家の居間でお茶と漬物をいただきながらくつろぐ私。祖母と母親と3人で、何気ない話をしていました。私の祖母は、大きな病気も無く元気すぎるくらいで、話好きです。よくあることでしょうが、孫が帰ってくるとここぞとばかりに話しまくります。「前にも聞いたよそれ!」という話もよくありますが、そこは聞いてあげます。笑
でも今まで子供のことを急かしたり、心配したりするような発言は一切ありませんでした。そんな祖母がいきなり・・・
「そういえばあんた、子供は一人くらい欲しいんでしょ?」
と、いきなりぶっこんできました。
そんな関連の会話は一切していなかったのに、いきなり言われました。
数日前に母親にカミングアウトしたばかりだったので、私も母親も、一瞬顔を合わせて固まってしまいましたが、普通なトーンで、
「まあねぇ、仕事も辞めて暇になったからそろそろ考えてもいいかなぁ。」
と言いました。そして目線を母親にパス。すると母親は、
「そうねぇ。でもまだ若いんだしそんなに慌てなくてもね。お姉ちゃんがこの前生んだばかりだしね(^.^;) そうそう、そういえばさ・・・」
と、しっかりパスを受けて、話を他にそらしてくれました。
ナイス母(*^^)v!!
と、心の中では叫びましたが、何事も無かったようにそのまま世間話は続きました。
お祖母ちゃん・・・、普段は何も言わないけど、何か心配してくれていたのか・・・。きわどい質問にちょっと焦ってしまいました。
でもごめん、ちょっと言えないなぁ。祖父母の世代にとっては不妊治療って本当に試験管ベビーと思われそう。そう思わない人だってもちろんいると思うけど、母親に言うだけでかなり気力を使ったのに、お祖母ちゃんに理解してもらえるように説明する力は今ないやぁ(-“-)