#51
最近、体外受精という言葉を使うようになったのでふと気づきました。「人工授精」と「体外受精」。「ジュセイ」という部分の漢字が微妙に違う!!知っていました?私は知りませんでした笑。
「SOAP」とは看護師がカルテで使う書式の一つ
S)ん?「受精?」「授精?」どっちだ?
O)「ジュセイ」という漢字の使い方に困り、調べてみる。
A)思わぬ発見があり知識が増える。
P)今後も分からないことは積極的に調べる。
S=主観(気持ち) O=客観(事実) A=アセスメント(解釈) P=計画
辞書で調べてみると・・・
【受精Fertilization】
雌性生殖細胞の卵に雄性生殖細胞の精子が融合、両者のもつ核が合体すること。
例:体外受精
【授精Insemination】
精子を卵に結合させること。媒精。
例:人工授精 顕微授精
なんだかこう見ると、なんで人工授精に「授精」が使用されているのか不思議。人為的に「精子を卵子に結合させる」ことはしていないように思いますが。
実はその意味は、英語表記にあるみたいです。
〇人工授精(Artificial Insemination)AI
Artificial=人工
Insemination=種子を植える
つまり、人工的に精子を子宮内に授けるという事。
〇体外受精(In Vitro Fertilization)IVF
In Vitro=試験管内、生体外
Fertilization=受精
つまり、精子と卵子が結合して受精が起こるという事。
〇顕微授精(Intracytoplasmic Sperm Injection)ICSI
ですが、顕微授精が始まったときはMicro-Inseminationという言い方をしていました。Insemination=種子を植える
つまり、精子を卵子の中に授けるという事。
そう、「Insemination=種子を植える」をそのまま日本語「授ける=授精」に訳してしていたからなんですね。(どこに、どう植えるかは問題ではなく)
ふーん。英語をそのまま日本語に変換しているせいで、なんだかごちゃごちゃした感じになっているんですね。
世の中どーでもいいことが多いですが、一度気になると、調べたがる私にお付き合いいただいてすいません(^^ゞ